ロウアー・ブリチェスター

人口26,700人。ブリチェスターの南側郊外に位置するロウアー・ブリチェスターは、衰退と堕落の蔓延するみすぼらしい地区です。焼失したままになった店舗、差し押さえられた家屋、ポルノショップ、あばら屋、がたのきたアパート、いかがわしいパブが、この地区のほとんどを占めています。
貧民とホームレスがここの住人です。夜になれば、浮浪者、ごろつき、ヤク中、アル中、麻薬の売人が街路をうろつきます。再活性化の試みは何度も行われてきましたが、すべて失敗に終わっています。

  • ロウアー・ブリチェスター駅:駅舎は薄汚れたみすぼらしい代物です。ロンドンと行き来する列車はここを通過します。日夜、通勤客がひしめいています。
  • 警察署:3人の警部補、5人の巡査部長、12人の巡査が勤務。軽犯罪や喧嘩沙汰に忙殺されています。銃器についてはブリチェスターと同様。
  • アメリカン・ブックス:薄汚れたアダルト本屋。店主はずいぶん昔からイゴーロナクに取り憑かれています。
  • オールド・バラエティー劇場:ロウアー・ブリチェスターの端にあるフィールドビュー通り沿いの劇場。十九世紀末にグロス*1教団がてっぺんの秘密の部屋で集会を開催していました。教団の壊滅後、長いあいだ空き家でしたが、家具商が買い取って倉庫にしました。その後再び空き家になりましたが、ロジャー・バルフォアという謎の人物が購入してナイトクラブに改装しました。秘密の部屋は現存しますが忘却されています。1976年にブリチェスター・ヘラルド紙の記者によって発見されたときには、グロスの徴候を夜空に探す望遠鏡以外にはほとんど何も残っていませんでした。
  • ロウアー・ブリチェスター・アートラボ:この展示場は1975年に開館しました。二件隣り合ったテラス付きの家に、地元の美術家たちが作品を展示しています。

*1:妖星。終末を先触れする惑星規模の外なる神