W:tF The Pure

公式:http://www.white-wolf.com/
父殺しに関与しなかったワーウルフたちが、敵ワーウルフとして鮮烈デビューしていますね。
かつてのパンゲアを復興し、精霊王としてのワーウルフ族の地位を取り戻すため策動しているようです。三つの部族があるとか。
精霊界との断絶もないので、Forsakenウラーザたちとは振るう魔力の内容が異なるようです。

血と憤怒の負債

数千年前、“見捨てられしもの”の言い伝えによれば、ウラーザの“最初のパック”の大部分は反乱に加わり、“父なる狼”を殺したが、全員ではなかったという。これら例外のワーウルフらの子孫は自分を“見捨てられしもの”とは見なしていない。そして“父なる狼”殺しの罪を、殺害者らの子孫にすべて負わせようとしている。彼らは“純潔なるもの”と名乗り、“見捨てられしもの”が駆逐されるまで、世界が癒されることがないと信じている。

“純潔なる諸部族”は、“月の諸部族”とまったく同じくらい、世界中に広範なテリトリーを有している。彼らは都市のスラム中心や原野の深奥に住んでおり、人類に激しい嫌悪を抱いている。“純潔なるもの”は合計すれば“見捨てられしもの”の数を凌駕すると言われており、傷を負ったパックが数多くいることは、これが真実であると信ずるにたる理由である。

“純潔の諸部族”の精霊界との関係は、“見捨てられしもの”のそれとは異なる。より強大な異種の協力者も持っているのだ。伝説によれば、“純潔なるもの”は人類が精霊王にしたがう自らの立場を理解する新パンゲアを築いて、“影の領域”の君主の主権を回復することを求めている。もし“純潔なるもの”に弱点があるとすれば、それは彼らが“母なるルナ”の寵愛を得ていないということだろう。彼らには月相はないが、おそらくそれは高慢さゆえに、彼女の祝福を一度も受けたことがないからであろう。

“純潔なるもの”には三つの部族がある。ファイア・タッチド族、アイボリー・クロウ族、そしてプレデター・キング族である。

ファイア・タッチド族(イジダク)

ファイア・タッチド族は、“純潔の諸部族”の霊的指導者であり、名前の由来はその毛皮に焼き付けた醜い烙印である。彼らは“見捨てられしもの”を、“父なる狼”を尊ぶべきときにルナを崇拝した異端者であると決めつけている。“父なる狼”の殺害者たちがひとりでも生き残り、悔い改めない間は、種族の汚点が許されることはないのだ、と彼らは言う。その狂信的な姿勢とは裏腹に、ファイア・タッチド族はウラーザからの転向者を喜んで受け入れている。事実、抗争の口火として自分の獲物を選ぶときには、彼らの言葉は注意深くひねられた訴えとなり、“見捨てられしもの”の心に疑念を植え付ける役に立つのである。

トーテム:ファイア・タッチド族は“病める狂狼”にしたがっており、その授けは病気と改宗の力を呼び起こす。

部族の禁忌:“病める狂狼”の禁忌は、偽りの言明を嘘にしてはならないというものである。イジダクは、嘘をつかれたら必ず挑戦しなければならない。たとえそうすることで他のワーウルフの面前で面目を失うことになってもである。