Dying Lights

moonさんのとこで言及があって興味が出たので調べてみたり。
 発売元:http://www.ghazporkindustrial.com/
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 ストーリーライン付きのCCG風味なSFカードゲームですね。艦隊デッキを各自作って、カードで構築した宇宙を舞台に殴りあう、という内容。ただ、いちおう基本セットだけで必要なカードはそろうそうです。追加なしで充分楽しめるならよいのですが。
 ホームページも何だかラリってるような文章が続いてトバしているんですが、Dying Lightsの背景ストーリーラインもなかなか豪快で燃えます。生き残るのはただひとり。

銀河の衰亡(Dying Lightsストーリーライン概要)

 いつかどこかの銀河系。心魂の知識と技術を極めて尊崇を集めるエリヤ会*1は、この世の悲惨と苦痛を永遠になくして理想郷を作るべく空前の大事業に着手した。宇宙法則を変え、物質と心魂の障壁を砕き、銀河の生命力に個々人を直結させることで、銀河の住人すべてがよりよく現実を変容できる力を持てるように図ったのである。そして、この力が悪用されぬように、銀河全体の意識*2に全ての意識をつなぎ、相手を害することイコール自分を害すること、にすることで、この世から悲惨をなくそうとしたのだった。
 エリヤ会の賢者らは全身全霊をかけてこの計画を遂行し、ついに最終段階に至った。しかしそこで思わぬ事態が発生した。彼らですら、宇宙の真実を完全に知るには至っていなかったことが、この未曾有の悲劇を招いたのだった。すなわち、銀河の意識とは、住人の集団意識ではなかった。それ自体が独立した一個の知性体だったのである。
 偉大でありながらも赤子のように無垢であったこの知性体は、銀河住人らの膨大な意識と感情とリンクされたことにより、突如、無数の苦痛と激情の奔流にさらされることになった。知性体はもがき苦しみ、銀河全体はその悲鳴によって震動、破壊されたのである。
 おそるべき無秩序と狂気と破滅がありとあらゆる星々とそこに住む生命に襲いかかった。
 そして、この宇宙規模の擾乱がおさまった後に残されたのは、光を失った星々と、生命力を吸い取られた住人たちであった。エリヤ会によって銀河知性と直結されていた住人たちは、銀河知性が致命傷を負ったことで、自らの生命力と霊力を“彼”に吸い取られてしまったのである。
 銀河のエネルギー・ポテンシャルは激減した。今や、全銀河のわずかに一割の住人しか生き延びることはできない。かくして、生存を駆けた銀河大戦が勃発した。他のすべてを撃滅して最終勝者となるしか生き延びるすべはない。だがその一方で、銀河に走る傷口をふさぎ、エネルギーの流出を食い止めようとする者たちもいる。

*1:Order of Ellia

*2:consciousness