シャルル＝アンリ・サンソン

死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)

　昨日読了。
　長谷川「ナポレオン」でもヒューマニティあふれる言動で人気の処刑人サンソン氏の話を、少し実録風な語り口で著した本。荒木飛呂彦「スティール・ボール・ラン」の主人公の家系は、このサンソン一族が元ネタなのではないでしょうか。
　死刑執行人の置かれた立場や、フランス革命によってそれががらりと変わっていく展開は劇的ですし、特に「国王のためにミサをあげてください」の場面は感動的です。オススメ。