HAWKMOON
新版「HAWKMOON」を買ったこともあって、旧ボックス版を読み返しています。
システムは旧ストームブリンガーからデーモンルールを除去したものなので、今の感覚から言えば異常なまでにデッドリーです。攻撃を受け損なったらはいそれまでよ。
頼みの綱になりそうなグランブレタンの妖術科学は、実のところダメージを増加させるばかりで、防御面をおろそかにしているため、キャラがばったばったと死ぬことでしょう。暗黒帝国ならそれで問題ないのでしょうが、冒険者側はたまったものではないかと愚考。
それと放射能汚染によるミュータントの製作表に妙に気合いが入っています。RQの混沌の諸相表を、いささかほうふつとさせるこれまた凶悪さ。「悲劇の千年紀」は新王国よりホットだぜハハー。
あと、アジアコミュニスタこと東洋がさっぱり書かれていないのに、なぜかアマレークこと旧合衆国地域が結構ちゃんと設定されているのがアメリカ産クオリティ。ナーリーン=ニューオリンズ、ドナルク=ニューヨークてのがわかります。ゼナック・テングがいたのはカンザス州あたりらしい。ホークムーンとダヴェルクの旅、速すぎ。
ちなみに、核戦争後ものっぽく、テキサスには大穴があいて湾化していて、カリフォルニアは島になってたりします。