A House Divided

 作者チャドウィック氏のHP*1で公開されている最新改訂版ルールをDLしたので、新しくなった初期配置でもって1861年スタートしてみました。新配置の印象としては、西部戦域は南北両軍ともに展開しやすく、東部戦域は北軍がやや展開が遅め、といった感じ。
 そして……わずか3ターンで南軍勝利(ユニット数上限が北軍を超過)とあいなりました(苦笑。
 北軍はモンロー砦からリッチモンドに圧力をかけつつワシントン近隣戦線の強化を目指し、南軍はナッシュビルから北方ケンタッキー州に侵攻。しかし北軍は騎兵を西部に派遣したのが裏目に出ました。歩兵だけのスタックはルール上、敵騎兵の通過を阻止できないのです。
 結果、南軍騎兵がバージニア州を抜けてニューヨークやフィラデルフィアなどの北東部大都市群まで浸透すると、もともと守るべき防衛ラインの東西が長い北軍にとっては致命的に危険なことがわかりました*2。61年の北軍は南軍に比べて移動ポイントがさっぱり得られず大兵力を活かせないので、もたもたしていると電撃的に都市を連続占領されて終わりますね……。
 今回は移動ポイントが足りないため西部の北軍が動けずケンタッキー州陥落、そしてリッチモンドから長駆、北東部に浸透してきた南軍騎兵を討ち漏らしたために北軍最大の生産拠点であるニューヨークが占領されて、あえなく終戦になってしまいました。
 まあこれはこれでおもしろかったですw 作者が「慣れている方が北軍を受け持つように」と言ってる意味が少しわかった気がしました。次はちゃんと騎兵をまじえて前線構築せねば。

*1:往年の名(怪?)作「フンタ」や「コズミック・エンカウンター」の作者でもあります。

*2:特にメリーランド州ボルチモアは南軍の生産拠点にもなりうるので要注意。