War of the Ring: Battles of the Third Age

傑作ボドゲー「ウォー・オブ・ザ・リング」エキスパンション。品切れが解除されていたので購入しました。
基本ゲームの拡張である「Twilight of the Third Age」パートと、全く別のミニウォーゲームとしてプレイするヘルム峡谷&ミナス・ティリス攻防戦のパートに分かれています。私としては、前者のほうに大いに興味があって買ったので、ミニゲームのほうは後回しにして、とりあえず「Twilight」のルールだけ流し読みしてみました。
「Twilight」によって、基本ゲームではイベントカードなどで抽象的に表現されていたガラ様やバルログ御大、エント寄合の爺様がた、褐色人の皆さん、ウンバールの小粋な海賊連が特定の条件を満たせば盤上にフィギュアユニットとして電撃参戦!*1 また、原作でブルイネン川で流されて以降は主にミナス・モルグルでサウロン全軍の采配をふるうはずの魔王陛下が、再びフライングビーストに乗って単身指輪追跡に乗り出す選択肢が増えています*2
それから、“スメアゴル”がゴクリとは独立したキャラクターとして別ルールになっていたり、攻城兵器を生産することで攻城戦を有利に進めたりするルールが追加されています。
ざっと見た感じ、いろいろな「IF」がさらに実現しやすいようになっているようで好感が持てますが、やはりただでさえ多めのルールがもっと多くなるため、何度もプレイを重ねていろいろ不満が出てきたころに追加するものであるな、という雰囲気ではありますね。

*1:さすがに奥方はロリアンから出られませんが……(^^; サウロンの指輪追跡を妨害してくれますし、元からストックの少ないエルフ軍にとって貴重なリーダー能力を提供してくれます。

*2:旅の仲間を自動追尾してくるのでおそろしすぎます。