Innsmouth Escape

 県庁まで行ったついでにイエローサブマリン名古屋で入手しました。
 「スコットランドヤード」風味のインスマス脱出ゲームです。2〜5人ですが、1人が人間、あとは皆ディープワン(1人につき25体!)をあやつって鬼ごっこをします。
http://www.twilightcreationsinc.com/innsmouthescape/index.php

(白いのが人間)
 ゲームボードは6×6のマスにしきられていて、人間(ミスカトニック大学の学生)は左端か下端の列に到達すれば脱出でき勝利。ただし、そのとき8勝利ポイントを得ていなければ脱出は認められません。勝利ポイントを得るには、捕虜になっている仲間たち(大学の研修旅行の参加者)を救出しなければならず、そのためインスマスじゅうを走り回らねばならないわけです。
 人間は、ターン最後に、9枚ある手札の移動カードを毎ターン3枚まで使って、秘密裏に移動を計画し、移動先のマスを記録します。次のターン最初にこれは公開され、現在位置が確定します。もしそのマスにイベントアイコンがあれば、アイコンに対応したカードの山を引いて、良いことや悪いことがいろいろ起きます。もしディープワンの駒があれば戦闘になります。戦闘は1ラウンドだけ行い、ディープワンとの戦闘で人間がどれだけ傷ついたかを決めます(人間は殺されなければ必ず、襲ってきたディープワンを倒して生き残ります)。
 移動カードは全部使い切るまで補充できないので、次第に移動先がわかりやすくなっていくわけです。
 ディープワンは1マスにつき4個まで置くことができ、人間の移動先を読みながら追い詰めていきます。ディープワンも手札を持っていて、特定のマスで補充できます。こうしたカードはいつでも使え、ダゴン密教団の策動やら魔法やらいろいろ神話的パワーが発揮されます。
 ディープワンには強い味方がいます。いわずとしれたショゴスです。ショゴスが召喚できるマスでディープワンを3個生け贄にすれば、無敵のショゴスが出現します。ショゴスはディープワンより移動がのろいのですが、決して倒されませんし、人間と遭遇すれば重傷を負わせます。
 ディープワンは、各ターンの終わりに現在盤上でディープワンがいるマスの数だけ増えます。また、各種イベントやカードでも増えるため、ぐんぐんインスマスじゅうは深いひとたちばかりになります。人間はいろいろな道具を駆使して、群れなす化け物を突破して、仲間を助け、呪われた町を脱出することになります。
 なかなかおもしろそうな小品なので、近いうちにやってみるつもり(^-^