アバタール・チューナー(3)

 いわゆる過去編、読了。ゲーム版では詳しく語られなかったカタストロフの様相が、滅び行く人類文明の姿と、リアルヒートをはじめとする主人公たちの妄執とを対比させるような形で描かれていて、たいへんおもしろく読めました。
 その中でも、あまりにも超人的なリアルセラが、カタストロフ発生の経緯も含めてゲーム版のかよわいイメージとまったく違っていて驚きました。EGGの正体もおぞましくて素敵ですし。あと、ゲーム版前編の強ボス、大佐の小者っぷりも別の意味で驚愕。
 次巻からゲーム後編に相当する話になるわけですけど、どういう形でアスラの皆さんがかかわってくるのか、さっぱり予想がつきません。楽しみです。