天冥の標VII考察

読了しました。宇宙版「十五少年漂流記」、悲惨さ千倍増し、という印象。
そして、ようやくI巻につながってきてわくわくが止まりません。
んで、自分なりに、巻末でメニー・メニー・シープ植民地はいったいどういう状況になったのかを図にしてみました。
(ネタバレ注意)

途中、落盤事故の原因になった重力増加は、セレスが宇宙空間を航行し始めて加速がついたからと考えるのが一番しっくり来ます。
推進機関の正体は謎(カルミアンの宇宙船?)ですが、I巻でアクリラがカヨといっしょに落下した「ドロテア号」がそうなのかなと推測しています。ただ、形状からしてドロテア・ワットとは思えないので、ロイズの法廷戦艦とかそのあたりでしょうか。
で、この推進機関をセレスの南極にとりつけて太陽系脱出をはかっているのが〈救世群〉だとすれば、彼らがメニメニの地下から現れたのも納得がいきます。なぜプラクティスが脱出をはかっているのかは、きっとVIII巻で明らかになるんでしょう。彼らは何に追われているのか?ドロテア・ワット?
そして、I巻で一番わからなかった〈星連軍〉の2人。亜光速で恒星間を飛んでいくセレスに「追いついた」ということだと考えれば、これもすっきりします。すると、数百年間、亜光速で航行していたから、地球では数千年がすぎていて、人類文明が復興しているのかな?