Star Wars Armada Learning Game(3)

フェイズ2.艦艇フェイズ

 このフェイズ中に、両プレイヤーは交互に自分の艦艇を活性化する。
 このフェイズは主導権を持つプレイヤーから先に始める。彼は自分の艦艇の1隻を選んで、以下の手順を踏むことでそれを活性化する。

1.命令ダイヤルを公開する。
2.攻撃する。
3.機動を行う。

 艦艇が活性化したら、公開したダイヤルはその艦艇の艦艇カードのそばに表向きで置く。艦艇カードに置かれた表向きのダイヤルは、その艦艇がこのラウンドに活性化したことを示す。次に、相手プレイヤーがまだ活性化していない自分の艦艇を1隻選んで活性化する。プレイヤーがまだ活性化していない艦艇をもう持っていないなら、自分の手番はパスする。この手順は両プレイヤーが自分の全艦艇を活性化し終えるまで続く。

命令ダイヤルを公開する

 このステップ中に、プレイヤーは選択した艦艇に積まれた命令ダイヤルの山の一番上の命令ダイヤルを公開して、プラスチック製艦艇のそばに表向きで置く。もしプレイヤーが公開した公開の完全な効果をこのラウンドに発揮させたいのであれば、適切なタイミングでそのダイヤルを消費することができる。もし以降のラウンドのためにとっておきたいのであれば、ただちにダイヤルを消費して(艦艇の艦艇カードの上に表向きで置いて)、合致する命令トークンを艦艇のそばに置く。
 命令トークンは柔軟に使うことができ、選択した命令を以降のラウンドで使うことができるが、命令トークンは消費時に命令ダイヤルよりも劣った効果しか生み出さない。

攻撃する

 このステップ中に、艦艇は2回までの攻撃を行える。攻撃は1つの船体ゾーンから発射され、目標はその船体ゾーンの射界の内側にいなければならない。
 攻撃の目標は、敵艦艇の1つの船体ゾーンまたは1つ以上の敵航空隊のいずれかにできる。次に、攻撃側は敵目標にダメージを与えるために、攻撃ダイスを振る。攻撃の手順は13ページで詳説される。
 艦艇がその1回目の攻撃を終えたら、2回目の攻撃を行えるが、この2回目の攻撃は1回目とは別の船体ゾーンから発射しなければならない。
 ラーニング・シナリオの第1ラウンド中は、両プレイヤーは攻撃ステップをスキップする。なぜなら、両者の艦艇も航空隊も攻撃射程内に入らないからである。

機動を行う

 このステップ中に、艦艇は機動を行わなければならない。すなわち、プレイヤーは機動ツールを使って、艦艇の移動先の正確な位置を決定する。艦艇が移動する距離は、その艦艇の現在の速度に応じて決まる。速度は速度ダイヤルで追う。
 艦艇の機動を行うには、プレイヤーは以下のサブステップを順番に行う。


1. 航路を決定する
2. 艦艇を移動する

航路を決定する

 まず、プレイヤーは機動ツールのジョイント部分を全てまっすぐに直す。次に、機動ツールのジョイントを左右に折り曲げて、艦艇の最終的な位置と方向を決定する。艦艇カードの速度表には、各ジョイントを中央位置からどれだけ曲げてよいかが示されている。速度表の各列は、列最下部の速度の数字に対応している。
 列には、その速度で移動する間に各ジョイントを何回曲げられるかが示されている。各行は、機動ツールのジョイントのひとつひとつに対応している。速度の数字のすぐ上の行は最初のジョイントを、その次の行は2番目のジョイントを、というようにである。"I"は、そのジョイントを左右どちらかに1回曲げられることを、"II"は2回曲げられることを、"-"はまっすぐしか許されないことをそれぞれ意味する。
 プレイヤーは、機動ツールをプレイエリアに置いて、自分の艦艇を実際に移動する前に、可能な位置を見定めることができる。

艦艇を移動する

 プレイヤーは機動ツールを自分の艦艇の側面に置いて、ツールの平たい端についているプラスチックのガイド部分を、艦艇のベースの側面についているくぼみにはめこむ。しっかりはめこんだら、艦艇の正面はガイドの先についているラインと、艦艇のベースの端が平行になるはずである。
 プレイヤーは機動ツールをテーブルにしっかり動かないように押しつけて、艦艇を持ち上げる。続いて、艦艇の現在の速度と一致する数字のところにあるジョイントに艦艇を置く。艦艇のベースのくぼみは、そのジョイントのプラスチックのガイド部分にかぶせる。
 艦艇の移動開始位置と最終位置は、機動ツールの同じ側になければならない。さらに、機動ツールは艦艇を最終位置に置いたとき、ツールを重なってしまうような位置に置くこともできない。もし艦艇がツールを重なってしまったら、艦艇を動かす前に、ツールを艦艇のもう一方の側面に置かなければならない。
 時には、艦艇の移動によって、艦艇が航空隊や別の艦艇に重なってしまうことがある。この状況が起きたら、17ページの"重なる"を見ること。

フェイズ3:航空隊フェイズ

 全ての艦艇を活性化し終えたら、両プレイヤーは航空隊フェイズを解決する。このフェイズ中に、両プレイヤーは前のフェイズ中に「航空隊」命令で活性化されたもの以外の任意の航空隊を活性化できる。このフェイズに活性化する各航空隊は、移動または攻撃を行える。両方は行えない。
 このフェイズは、主導権を持つプレイヤーから先に始める。彼は自分のまだ活性化していない航空隊を1つ選んで、それを活性化する。その航空隊が活性化し終わったら、このプレイヤーは可能ならば2つめのまだ活性化していない航空隊を活性化しなければならない。次に、相手プレイヤーが同じようにして自分の航空隊を2つ活性化する。この手順は、全ての航空隊が活性化されるまで続ける。

航空隊の移動

 航空隊を移動するには、プレイヤーは距離ルーラーをテーブルに置く。このとき、距離の面を表向きにしておくこと。こうすることで、ルーラーの距離1の先端が航空隊のベースのどこかに接している状態になる。次に、航空隊を持ち上げて、距離ルーラーに沿った任意の位置に置く。航空隊は、航空隊の速度に一致する速度帯を超えた場所にベースが接する形で置いてはならない。
 航空隊は、そのベースが別の航空隊や艦艇に重なる位置に置いてはならない。

航空隊の攻撃

 航空隊は、敵航空隊1つまたは敵艦艇の船体ゾーン1つのいずれかを攻撃できる。航空隊は360度の射界を持つ。すなわち、航空隊は距離1の任意の目標を攻撃できる。航空隊の攻撃は13ページの"攻撃する"で説明される。

交戦状態(エンゲージ)

 航空隊が敵航空隊の距離1にいるとき、これらの航空隊は交戦状態にある。交戦状態にある航空隊は次のルールにしたがわなければならない。

・交戦状態にある航空隊は移動できない。
・交戦状態にある航空隊が攻撃するとき、艦艇を攻撃するかわりに、航空隊を攻撃しなければならない。

 交戦状態は重要な戦略上の要素である。両プレイヤーは自分の艦艇を守るために航空隊を盾に使ったり、航空隊を積極的に機動さえて敵航空隊群を牽制したりできるのである。

航空隊の活性化を追う

 プレイヤーが航空隊を活性化したとき、その活性化スライダーをもう一方に向けて押し込んで、別の色とアイコンを出す。プレイヤーはこの色とアイコンを主導権トークンの色とアイコンと比較することで、どの航空隊が活性化済みであるのかを判断する。もし色とアイコンが一致していたら、その船体はまだ活性化されていない。

フェイズ4:状態フェイズ

 このフェイズ中、両プレイヤーは消耗したトークンを裏返して準備状態に戻す(防御トークンについては後述)。次に、主導権を持つプレイヤーは主導権トークンを裏返す。裏返った主導権トークンの色とアイコンは、次のラウンドでまだ活性化されていない航空隊を表す色とアイコンになる。
 このフェイズの終了時に、主導権を持つプレイヤーは、次に大きな数字のラウンドトークンをプレイエリアのそばに置く。そのトークンに示された数字が、次のラウンドのラウンド数である。続いて、両プレイヤーは新たなラウンドを命令フェイズから開始する。両プレイヤーは、ゲームが終了するまでラウンドを繰り返す。

ゲームに勝利する

 一方のプレイヤーの全艦艇が破壊されたら、ただちにゲームは終了する。そのプレイヤーは脱落し、相手がゲームに勝利する。
 もし6ラウンドが終わっても、どちらのプレイヤーも脱落していないなら、スコアが最も高いプレイヤーが勝利する。プレイヤーのスコアは、破壊された敵艦艇および航空隊のコスト合計に等しい。各艦艇と航空隊のコストは、そのカードの右下隅に記されている。

Star Wars - Armada

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