残りは二編

あと少し。

  • 「The Devil's Sugar」
    • D:tF第一章に出てきたガヴィエル氏、LAへの慈善援助にのっかって大活躍。各所でデビルらしく〈信仰心〉吸い取ってるだけに、話が尻切れトンボなのが残念です。思わせぶりに登場したメイという女性に何の意味があったのやら?
  • 「She Kindly Stopped for Me」
    • スレイヤーってのはこうやって下僕を得るのカー、と納得した一編。ただDVネタ満載なのでちょっと読むのがキツかったのも確かです。
  • 「A Legitimate Obligation」
    • 来春発売予定の三部作主演が予定されてるハスメド氏。ハードボイルドでバイオレンスな人捜しをしますが、仕事をさっさと終えてニュージャージーにいる愛娘(情が移ったようで)のところへ帰りたい!と始終思ってる辺りが人情味溢れております。三部作でもこのへんが焦点らしい。
  • 「Gingerbread Houses」
    • ベルリン市警の刑事に憑依しているアーリマル氏。休暇でラスベガスにいます。そこへやってきたひとりの悪魔。宿主の身元がわからないというのですが……?*1

*1:連続殺人鬼を宿主にしてしまった堕天使たちが、そいつの心に空いたOblivionの虚無(Nihilですか?)に次々飲み込まれてしまったという真相は考えてみれば凄い話。人の心はかくも暗くて深い。