1501-01-01から1年間の記事一覧

2501年現在の星間国家

オーストリン・オンティス社 ボレアリス共和国 ハタイア共同体 インサイト社 ナリア領国 オリオン連盟 オーラム神政国 リグンモア星間協商 スターメック連合 サルダン帝国 太陽系連合 ヴォイドコープ社

現在

26世紀初頭の現在、大戦を生き延びた人類宇宙の未来は明るいように見えるが、古い憎悪は消え去ってはおらず、未踏の空間には危険がまだまだ無数に潜んでいる。どの星間国家も覇権を握ろうと動いているし、小規模な紛争は絶えることがない。銀河連合の努力が…

ヴァージとの再接触

2496年、銀河連合はヴァージ宙域との通信衛星網を復旧した。ファー・リーチとオリオン・フロンティアからの連絡は途絶したままだったが、ヴァージからはケンダイ星の通信衛星を通して百年来はじめての通信が旧宙域に届いた。だがそれは攻撃を受けている惑星…

第二次銀河大戦

人類宇宙を荒廃させた第二次銀河大戦の端緒は、2346年に太陽系連合に属するタウ・セティ星で発生したミュータント暴動だった。ミュータントとは生物工学的に改変された人類のこと。彼らの処遇を巡っては人類の間で意見が対立していた。タウ・セティではミュ…

ヴァージ宙域の開拓

辺境宙域の中で特に注目されたのがヴァージだった。ヴァージはオリオン腕の端に位置する宙域だったが、2314年から2315年に行われた探査計画によって資源に恵まれた星が多数発見されたことで、ヴァージへの移民と開拓の波は、メディアや国家の宣伝もあって爆…

戦間期

第一次銀河大戦の終結は、平和な時代の到来を意味しなかった。地球帝国の重しが取れた各星間国家は、人類宇宙の覇権をめぐって各所で小競り合いを繰り返した。二度目の、そしてより熾烈な大戦は不可避と思われ、諸国は自国の軍備と防備を固めていった。その…

第一次銀河大戦

地球帝国議会と植民星政府との緊張は高まるばかりだった。 2296年、恒星間航行技術を有するツァー人が、フリーの探検家によって発見される。ツァー人は超光速航行技術を持たないながらも、数個の星系に住みついていた。このツァー人の帰属をめぐって、地球政…

地球帝国

2241年の時点で、地球の超大国は百以上の星系を支配下に置いていた。そして長大に過ぎる距離のために、宗主国による植民星支配は弱体化していった。やがて植民星は税の見返りに自治権を獲得するようになっていく。 2243年、ボレアリス共和国は地球上から惑星…

スタードライブ

フラール人の提供した技術は、主に超能力(フラール人はマインドウォーキングと呼んだ)に関するものと、重力工学に関するものだった。 重力工学の飛躍的発達によって、重力誘導エンジンが発明された。重力誘導エンジンは、進行方向の空間をゆがめることで、…

ファースト・コンタクト

人類の太陽系開発を見守っている者たちがいた。フラール人というこの種族は、遠く母星から切り離されて太古から地球に住みついていた。約一万年前、フラール人は人類との接触を試みたが失敗に終わり、その経緯が各地の妖精や神々の神話となって残った。その…

21世紀

2032年、最初の「グリッド」(映話まで可能な高度インターネット)が全世界を覆う。巨大企業の躍進。旗頭はマイクロテル社、軍需産業オンティス・オードナンス社。 超能力の発見。この時代ではまだ世間的には認知されておらず、超能力者もごく少数しかいない…