2017-01-01から1年間の記事一覧

〈総統〉独り立つ

死に至る命令(911.M41) かつての盟友たちの“背信”を知ったルフグト・ヒューロンは、戦闘区域全体に放送された記録映像の中で、アストラル・クロウ戦団とその臣下はもはや〈帝国〉の一部ではないことを宣言した。それまでは、バダブの〈分離派〉は〈帝国〉…

バダブ戦争(13)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(12)

バダブ戦争(承前)

血の刻事件(911.M41) 〈火の賜物〉率いる艦隊は、〈帝国〉支配宙域の帰路、突如として強力な〈歪み〉の驟雨にさらされ、ちりぢりばらばらになってしまった。この絶体絶命の危機は先任ナビゲーターの卓越した技能で回避され、非物質空間に失われたのはフリ…

バダブ戦争(12)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(11)

シャプリアスの死闘(910.M41)

〈忠誠派〉艦隊がランプタンの不安定な二重太陽系に入ったとき、彼らの怖れていたことがすぐに現実になった。野蛮惑星シャプリアスの軌道上には、回収した廃船と鹵獲した輸送船から寄せ集めて作られた宇宙船から成るごたまぜの大艦隊が遊弋していたのである…

バダブ戦争(承前)

コルキラの虐殺(910.M41) これはバダブ戦争の「失われた物語」であり、真実は今後も決して明らかにはならないだろう。〈帝国〉の記録では〈コルキラの虐殺〉と記されているこの事件は、910.M41に〈帝国〉海軍の巡邏によって見いだされた。密輸商人の拠点の…

バダブ戦争(11)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(10)

〈方舟〉アルタンザール Altansar

アルタンザールは、エルダーの小規模な〈方舟〉である。〈エルダーの失墜〉を生き残ったが〈恐怖の眼〉に囚われ、〈不死鳥の将〉モウガン・ラーだけが逃げのびた。モウガン・ラーの故郷が〈恐怖の眼〉に呑まれてから地球時間で一万年の後、999.M41に〈強奪者…

バダブ戦争(承前)

ゲイレン制圧 910.M41の初頭は、バダブ戦争を恐怖の結末に導く来たるべき嵐の前の最後の静けさであった。〈忠誠派〉陣営の戦団の多くは相当な損害を被っており、今やより暗い噂の多いスペースマリーン戦団に交替しようとしていた。〈渦圏〉はまもなくその長…

バダブ戦争(10)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(9)

バダブ戦争(承前)

ラメンター戦団の破滅(908.M41) 〈異端審問庁特使〉フレインは、ラメンター戦団の移動と配置についての大量のデータを〈忠誠派〉に提供して、そのパターンを分析した。908.M41までに、ラメンター戦団はすでに多大な損耗を被っていたが、未だ侮りがたい戦力…

バダブ戦争(9)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(8)

インペリアルナイト小景

ブロム・グリフィスは〈機械の御座〉*1に深く座った。籠手を肘掛けにどっしりとかける。青銅色の強化単眼鏡が短焦点を結び、周りを取り囲む灯火をくっきりと映し出した。ローブが落ち着くと、宗家の黒龍紋が蒼白い上衣の色を隠し去った。 ゆらめく暗闇の間か…

インペリアルナイト小景

ソース:Codex Imperal Knight 6th edition(2013)pp.6

バダブ戦争(承前)

ミノタウロスの憤怒(907.M41) 悪名高く、艦隊を根拠地とする強力なミノタウロス戦団が、907.M41中頃に完全戦力で〈渦圏〉に到着した。彼らは〈分離派〉が支配する惑星カイロの採鉱施設に全戦団で強襲をかけると、駐留していた46000名の〈総統兵団〉と…

バダブ戦争(8)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(7)

バダブ戦争(承前)

ヒューロンの罪の暴露(907.M41) サーングラード極地要塞攻防戦の最中に捕らえられたアストラル・クロウの施療師が、異端審問庁によって尋問されたことで、衝撃的な事実が明らかになった。この捕虜は実際には起源から何から何までアストラル・クロウではな…

バダブ戦争(7)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(6)

バダブ戦争(承前)

新たなる指導者(906.M41) オーティス戦団長の死によって、戦略上の主導権は一時的に〈分離派〉の手に渡り、〈帝国〉船舶への襲撃が増加した。しばらくの間、〈忠誠派〉は〈渦圏〉で奪いとったごく狭い領域の死守に忙殺された。〈蒼白の星々〉との連絡は途…

バダブ戦争関連地図

906.M41末情勢。青は〈忠誠派〉、赤は〈分離派〉拠点。

バダブ戦争(6)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(5)

バダブ戦争(承前)

サクリスタン爆撃(905.M41) 〈特使〉の意志に服する前に、ファイア・ホークは最後の血塗られた報復を実行した。これは悪名高い「サクリスタン爆撃」として帝国史に刻まれることになる。戦略的に無価値で虚栄な攻撃を行ったと広く認知されたラザイレクと戦…

バダブ戦争(5)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(4)

バダブ戦争(承前)

至高卿の視線(905.M41) 今や五つのスペースマリーン戦団が公然と戦争状態に陥り、六つめの戦団が参戦途上にある中、さまざまな艦隊、現地の防衛軍、いろいろな星区の行政局が、悪名高い〈第四象限の反乱〉以来最大級の争乱に急速に拡大しつつあるこの状況…

バダブ戦争(4)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(3)

バダブ戦争

開戦(904.M41) カルタゴ総督からの直接要請に応えたファイア・ホーク戦団の一部は、〈ゴルゴタの荒野〉の南部でのカルタゴ船団失踪事件を調査するために派遣された。この〈荒野〉は〈渦圏〉の北端と接していた。過去に、ファイア・ホーク戦団はカルタゴ首…

バダブ戦争(3)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(2)

忍び寄る戦雲

監査艦隊の破滅(901.M41) 宙域暫定法廷のバダブ星系における予備審判が帝国行政局の勝訴に終わると、帝国の監査艦隊がバダブからの貢納とアストラル・クロウ戦団の遺伝種子を要求するために派遣された。これには技術局の代表団とカルタゴ星区の行政局長官…

戦争の発端(承前)

アストラル・クロウの失態 700.M41中頃、アストラル・クロウから帝国技術局への遺伝種子の貢納が滞るようになった。当初、辺境に配備されたり出征しているスペースマリーン戦団にはよくあることとして心配されなかった。戦場での損失をおぎなうために遺伝種…

バダブ戦争(2)

ソース:http://warhammer40k.wikia.com/wiki/Badab_War 前回:バダブ戦争(1)