先週の感想

書き忘れていたというか、書く気が起こらなかったというかですが、先日土曜日のクトゥルフは無惨な失敗に終わりました。

「邪神を封じるために、キミは邪悪な所行に手を染めることができるか?」
(具体的には墓暴きと人身御供の儀式)

というテーマのシナリオだったのですが、情報が出そろい、あとは「悪行をするかしないかの選択」をするだけの段階に来たものの、プレイヤー諸氏(特に若い方々)が、まだ「何か他の方法があるはず」と思ってしまったため、プレイが見事に停滞してしまいました。

クトゥルフ初体験の人もいたというのに、非常に残念な結果に終わったわけです。

もっと強く「他に方法などない」ということをキーパー側から強調すれば、今回のようなことは起こらなかったかもしれません。反省。

その一方で、「最後には必ず八方万事丸く収まる」シナリオを想定するあまり、プレイヤーがPCとしての決断ができずにただただ困惑してしまう、というのも単純すぎて寂しいなあとも感じました。

*現勢では、私の考え方がもはや特殊なのでしょうけど、たぶん。

こういう事態を防ぐために、最近の国産RPGでは予告編やアクトトレーラーといった“シナリオ内容の意図的漏洩”を行うことを推奨しているのでしょうね。

たぶん。

まあそれはそれとして、

今まで結構得意なシステムにしてきたクトゥルフであれほどの失敗をしたのはサスガにこたえました。
特に今回、割と満を持して行ったつもりだっただけに。

これまで何年間かは、若い人々とプレイするのにそれほど世代間格差は感じなかったんですが、今回はその点の安心も打ち砕かれました。

近いうちにもう一回セッションを立てるつもりですが、これが私のRPGライフにとって、続けるか引退するかの岐路かもしれません…………。