ローマ帝国シリーズ

 今夜はハドリアヌスのお話。
 自分の治める国土を巡幸しようという気概のある君主は、たいてい名君ですよね(始皇帝は手放しで名君ではなかったけど、卓抜した指導者だったし)。
 絶頂期にある中で、衰退の芽を見抜く慧眼を持った指導者がいるというのは、非常にしあわせなことだと思いました。もっとも、そういう人物はえてして孤独で悲劇的な生涯を送ってしまうものですが。マルクス・アウレリウスも僻地で客死してしまっていますし。賢帝と後世にたたえられてはいても、本人たちは苦悩の人生だったんだろうなあと想像してしまいます。まあ、だからこそ非常に魅力的な傑人として尊敬できるんですけどね。
 余談ながら、昨晩もそうでしたけど、ローマ兵のかっこうをして練り歩くお祭りは欧州各地にあるようですが、軍団兵な甲冑つけて参加している男性諸氏はものすごく楽しそうですな。いや、私もまぜてほしい。マジで(*´Д`)ハァハァ