ビダル公子の相談役

総本山(http://www.worldofdarkness.com/)更新。ニューオリンズ・パーソナリティーズその2。

  • フィリップ・マルドナト、公子の顧問 Philip Maldonato
    • 氏族:メケト
    • 盟約:聖なる槍
    • スペインのサラセン人アル・モハゲルは、スペイン王イスラム教徒を国土から排除しようとしているさなかの1602年に、自発的に休眠に入った。彼は、スペインのカトリック教国の憤激を理解しないままに、彼らがスペインから“モリスコ”(Moriscoes)*1を追い出そうとする熱意に感銘を受けていた。150年間の眠りから覚めた彼は、故郷がまるで違う場所になっていることを悟った。キリスト教スペインはその脅威の排除をやり遂げ、彼が眠っている間に何百万人というアラブ人が強制的に追い立てられていたのである。スペインは肥え太って野心をふくらませ、ヨーロッパ全土や新興の新世界に数多くの敵を作っていた。戦争の瀬戸際にあるスペインを見て、アル・モハゲルは後進に道をゆずる時だと決意した。彼はもはや変わり果てた故郷をどうすることもできなかったが、大きな危難の時にあって、自分の遺産を生き残らせる必要にかられていた。かくして、彼は、フィリップ・マルドナトという名の誉れ高いコルドバの学匠戦士を子としたのである。
    • アル・モハゲルのかつての協力者のひとりであり、高い名誉と伝統的な信条を持っていたコルドバのあるヴェントルーは、彼の仲間がついに子をとったことに喜んだ。このヴェントルーはフィリップに、自分の子であり、スペインのための大いなる希望を託したビダルという名の男を監督してくれないかと頼んだ。フィリップは喜んでこれに応じ、七年戦争の間を通して、フィリップはビダルのそばに居続け、進んで助言し、守護した。戦後、ビダルは属領地ルイジアナを統括するために派遣された。マルドナトのおおやけの任務は完了していたが、彼はこのスペイン人に好感を抱いていたため、ビダルに同行して新世界に赴き、顧問としての役目を続けることを決意した。以来、このメケトはビダルのそばを一度も離れたことはない。

なんか、ゴッドファーザーを最近観た後だもんで、マルドナト氏のイメージが相談役トム(ロバート・デュバル)のイメージに…………。

*1:ムーア人のこと。