理想家の参議

総本山(http://www.worldofdarkness.com/)更新。ニューオリンズ・パーソナリティーズその5。

  • ミス・オパール、参議 Miss Opal
    • 氏族:ノスフェラトゥ
    • 盟約:カルシアン運動
    • ミス・オパール……彼女はこれ以外の名前では知られていない……は、ビダル公子の宮廷の良心を自称している。人間としても血族としても解放奴隷の子である彼女は、南部の再編入期にはじめて真の意味での地位を獲得した。このとき、彼女はノスフェラトゥが新秩序において立場を得られるよう運動を展開したのである。氏族の古老(Priscus)、すなわち包括的な指導者であった彼女だが、二十世紀半ばの数十年間という多くの歳月を休眠して過ごした。1978年ごろによみがえった彼女は、以来、かつての地位を取り戻し……以前の彼女をおぼえている多くのノスフェラトゥたちの尽力によって、彼女はほぼこれを達成している……、そしてビダル公子の政策の方向を変えさせることに年月を費やしている。彼女はこの街の参議の中で最長老のひとりであり、公子にとって煙たい存在であり続けている。最近、彼女はノスフェラトゥの古老に返り咲く名誉をこばんだ。たとえ非公式なものであっても別の称号を名乗ることは、参議としての彼女の任務と努力に水を差すことになるかも知れなかったからである。
    • ミス・オパールは、カルシアンの大義を深く信じており、単にビダル公子と参議が協調して動くよう推進するだけでなく、より大きな権力と自由を“一般の血族たち”に与えることが、彼らにとって最良の利益となるのだということを信じてもらおうとして、絶え間なく内部から活動している。彼女はあまり運には恵まれてこなかった。ミス・オパールは政治上の目的のために暴力を使うことを忌み嫌っているが、個人的なレベルで身体的な脅迫を用いることにやぶさかではない。(事実、彼女が年若い血族の“恥ずべき”行いへの不快感を表すために、彼らを打ちのめしたことは一再ではない)