W:tF ブラッド・タロン族

piroki2004-11-30

部族
今週は、ワーウルフの五部族を見ていく。人間の部族共同体とは違って、ワーウルフの部族は生まれとは何の関係もない。部族はワーウルフと“最初に生まれたもの”/Firstborn、すなわち“父なる狼”の最強の子どもである強大な狼の精霊の一頭とのつながりを反映している。“父なる狼”の死後、五つのワーウルフのパックがこれらの精霊を追いかけて説得し、自らのトーテムとして部族を創設した。そして部族は今も存続している。

ブラッド・タロン族(スーザー・アンズース)Blood Talons
宗教的な血縁関係を伴う戦士の気風が、その獰猛なトーテムによく釣り合っているブラッド・タロン族は、狩りに生きる者であるのと同じくらい、戦場の生き物である。彼らの主張するところによれば、“父なる狼”は最初にして最高の戦士であり、この種族の始祖からワーウルフは大いなる膂力と恐るべき爪をもらったのである。ブラッド・タロン族の考え方にのっとれば、最も深刻な問題は永久に解決されなければならず、その解決に用いる最大の道具は自分の牙なのである。彼らの生まれた柔弱で特権に守られた人類世界は欺瞞である。生き延びて栄えるためには戦って殺さねばならず、そうなれる能力を持ちながら最高の戦士たらんと努めないのは愚者だけなのだ。

トーテム:“父なる狼”が“最初に生まれたもの”と共に狩りをしていたころ、“フェンリス狼”/Fenris Wolfはいつでも戦いに最初に飛び込み、獲物の喉笛から最後に顎をはずす者であった。戦闘中に彼を打ち負かすことによってのみ、最初のブラッド・タロン族は自分のトーテムとして仕えることを彼に同意させることができたのである。“破壊者”、“山々を呑み込む者”と呼ばれる彼は、自分の族以外の者に大いなる激怒を下し、自らの族にも同じようにすることを求める。

部族の禁忌:自分が受け入れないような降伏を相手に申し出てはならない*1
第一の名声:武勇
部族の授け一覧:《霊感》/Inspiration、《業怒》/Rage、《膂力》/Strength

*1:…………我ながらあやしげな訳。本当にこの意味か?