Fireborn 成長と覚醒

 やっとPCの生態がおぼろげながらつかめてきた…………。

  • サイオン(scion):“貴種”の意。竜の魂を持った人間。幼少時より天才的な才能を発揮したり、超常現象に見舞われたりと数奇な運命をたどることがほとんど。周囲との隔絶を感じていたり、積極的に疎外されていたりすることも多々ある。つまりポジティブであれネガティブであれトラウマ持ちになっている。21世紀とともに始まった魔法の復活により、眠っていた竜の魂が目覚め、神代の記憶もかつて持っていた魔力とともに断片的ながら戻りつつある。
    • 巣の友(broodmate):運命と友情により分かちがたく結びついた複数頭のドラゴンたちを指す。その絆はあまりにも深く、神代の終焉により龍族が滅亡し、眠れる魂のみが人間の中で転生を繰り返す中にあっても途切れることはなかった。そして現代、ついに永遠の親友らは無限の時を越えて再会を果たし、共に冒険の渦中へと飛び込んでいくことになる。巣の友は互いに《集団精神》と呼ばれる魔力を共有し、テレパシーで意思疎通ができる。
  • 作成時のサイオンは普通の人間とほぼ変わらない。購入したいろいろな長所(Edge)や戦法(Fighting Style)が、上記のような数奇な運命と才能を現している。長所によっては、実際に魔術の技術を習得している場合もある。そのときは、数個の呪文(spell)を有してゲームを開始する。また、神代に由来するマジック・アイテムである竜宝(hoard)を長所として得ることもできる。
  • 冒険を通して成長ポイント(AP)を獲得し、これを消費することで、長所の他に魔力(power)や呪文、戦法を修得することができる。魔力は超自然存在が持ついろいろな超常能力である。
    • 成長ポイントは、現代での冒険から得られる「人性ポイント」(humanity)と、神代での冒険で得られる「継承ポイント」(heritage)の二種類がある。前者を費やして長所を買い、後者を費やして魔力を買う。呪文と戦法はどちらでも購入可能。
    • 特定の魔力を修得することで、ドラゴンとしてのユニークな能力である竜能(legacy)の封印が解ける。これは神代のPCを特徴づけた大いなるドラゴン能力のこと。たとえば火竜ならファイア・ブレス。
  • 一方、成長ポイントを消費したり竜宝を得たりしていくことで、PCの覚醒ランクが上昇する。覚醒ランクが上昇すると、爪や翼をはやすなどドラゴンの身体的特徴(竜身特性)を現代で実現する[竜身顕現]が可能になる。竜身特性は覚醒ランクの上昇に伴って与えられる竜身ポイントを消費して購入する。最も高度な竜身特性がまったきドラゴンとなる《完全竜化》である。