Orders

 マゲワラのOrderをむりやりまとめてみる:

金剛の矢(The Adamantine Arrows)

 “竜の鉤爪”*1アトランティスの防衛と戦争を担った精強なる魔術軍団の系譜を汲む組織。団員の通称は“矢”*2大義と理想を敵の手から守ることを務めとするが、何が大義であり理想であるかは、アトランティス崩壊によって確固たる基盤を失い、現代に至るまで金剛の矢のメイジたちを揺動させている。
 現代、魔法戦士たちの戦場は、あからさまな戦争だけではない。政治、環境、経済、学問……ありとあらゆる分野で、自らの信じる大切なものを守るため、“矢”らは日々修練と闘争の中に身を置いている。

ヴェールの守り手(The Guadians of the Veils)

 “竜の眼”*3アトランティスの安全保障を担った諜報機関の末裔たる組織。団員の通称は“守り手”*4。大離散後、眠れる者たちの間でメイジが生き残るために、人間社会のあちこちに潜入して影から操り、魔法の存在を異端審問などの加害の徒から隠そうとしてきた。
 世俗社会に精通し、ともすれば魔法の探求をメイジの存続にとって危険なものとして阻止しようとする彼らは、俗物や敗北主義の唾棄すべき輩として他のメイジから排斥される。しかし他の組織であっても“守り手”の類い希なる諜報能力は無視できない。

秘奥殿(The Mysterium

 “竜の翼”*5アトランティスの学者、司書、教授を構成した組織の後継者。団員の通称は“秘導師”*6アトランティス崩壊後の大乱世の中、貴重な魔道書や秘宝は破壊をまぬがれるべく、世界各地にさまざまな形で秘匿された。
 現代の秘奥殿はこうした宝を守るだけではなく、時の彼方に忘れ去られた知識や宝物を探し出し、将来に備えている。しかし、人類の歴史遺産をも顧みない探検家魔術師らの姿勢や、団員の命を代償に勝ち得た宝物を容易に部外者に使わせない態度は、他のメイジらの非難をかっている。

銀の梯子(The Silver Ladder)

 “竜の声”*7アトランティスの統治を支えた顧問や大臣、賢者の系譜を引く組織。再び“天の梯子”を立て、高次世界の太守*8たちに挑まんとする“神政官”*9たちにとって、アトランティスの崩壊はひとつの敗北にすぎない。傲慢が理想郷を滅ぼしたという通説は誤りなのである。
 銀の梯子は、現代の各所で暗躍することで眠れる者たちを覚醒へと導き、メイジらを団結させることで、アトランティス以来の闘争に勝利しようとしている。 

自由評議会(The Free Council)

 “名も無き者”*10と蔑視される異端児たちは、メイジの長い歴史の中で常に存在し続け、正統的な組織や理念の脅威で有り続けた。時には弾圧され、時には無視されながらも、そうした異分子の系譜が絶えることはなかった。
 19世紀に頻発した社会革命の中、新たなテクノロジーを受容する“名も無き者”たちが各地に現れた。アトランティスの記憶を消し去り、太守らの要塞を確固たらんとする「玉座の見者」*11にとって、非正統の魔法をふるう彼らは利用価値のある駒と映った。見者らは“名も無き者”らに近づき、取り込もうとした。
 しかし、テクノロジー支配(technocracy)を拒み、古き伝統に縛られぬ新たな魔法と神秘の未来を志す異端児たちは、自由評議会を結成した。この画期的出来事は「大いなる拒絶」*12と呼ばれる。

*1:the Talons of the Dragon

*2:Arrow

*3:The Eyes of the Dragon

*4:Guardian

*5:The Wings of the Dragon

*6:Mystagogue

*7:The Voices of the Dragon

*8:Exarchs

*9:thearch

*10:The Nameless

*11:The Seers of the Throne

*12:The Great Refusal