ナポレオン


 イタリア遠征直前まで観賞。監督がサン=ジュストに扮して薔薇持ったりしてるよー。やたら笑える。
 恐怖政治期に書記官が処刑執行命令書を“食べて”*1命を救っている、という謎設定がありましたが、これって史実にあるのかしらん。結局そのおかげでパリ守備隊の仕事を断ったナポレオンの首が落ちずにすむことになってますが。
 テルミドール9日。サン=ジュストの演説でみんな大喝采……え?いいのかこれ。なんだかよくわからんうちにロベスピエール派は死んでしまったらしい。
 んで、ヴァンデ反乱に困り果てた総裁政府がナポレオンを招聘…………おい皇帝陛下、あんたまだ一塊の将軍なのに偉そうすぎ。普通に机に腰かけ&腕組んで政府高官(バラスとかカンバセレスとか)と話すし。「今日からは私が革命だ!」っておい(^^;
 んでもってジョセフィーヌ再登場。ナポレオンのメロメロっぷりが凄すぎ。特に国民公会での偉ぶりようからすると、ロミオの真似するために演出家に指導たまわったりとかなんじゃそりゃ。
 そして遠征出立前夜、真夜中の国民公会議場で亡き革命家たち(主にダントン)に薫陶を受けるナポレオン。どう見ても亡霊にしかみえんです。てかコワイよダントン。
 なんか前半は冷徹な野心家って感じだったナポレオンが、後半はやけにお茶目さんでおもしろいです。残りは明日観ます。

*1:ホントにむしゃむしゃ食べてる。俳優さんも大変だ。