恒星間戦争

 第二章読了。ジル・シルカ成立から地球人の宇宙進出、ファーストコンタクト、恒星間戦争、帝国の崩壊に至る歴史の章でした。
 ヴィラニ人とのファーストコンタクトは2098年なわけですが、ここまでに至る約百年間にテラン人*1非常にがんばって諸問題を解決し、コロニーを建設した。さあこれから無限の可能性に向かって飛び立つぞ!このジャンプ・ドライブで!というところで、突然、その目の前が閉ざされてΣ(゚д゚lll)ガーン → ヽ(`Д´)ノアキラメナイ!となるあたりの展開がかなり燃えます。
 章冒頭の挿話で、ヴィラニ人貴族をもてなそうとしている地球行政官が「ほう、ピラミッド……文明の曙ごろのものとお見受けするが、二万年前くらいのものですかな?」と慇懃無礼に言われて(「五千年前なんて言ったらバカにされるよ!」)とムカついてるのが、このころのテラン人の心情をよく表している感じです(゚∀゚)*2

*1:Terrans=地球人

*2:その後で「艦隊で痛い目にあわせない限り、こっちの話を聞いてくれそうにないやつら」とかかなり好戦的。