キャラ作成のレーティング

 精読をぼつぼつ進めております。
 キャラクター作成はHQに準じていますが、初期能力値の決め方は、短所(Flaw)を除く*1全能力の初期値が17、これに加えて、キャラ叙述で下線を引いた部分に該当する諸能力へ20ポイントを自由に割り振る形になっています。これは一人前の大人を想定しているので、成人したての青二才などなら初期値を13、追加ポイントを10点とかに下げてもかまわない、ということです。
 サンプルキャラは“白樺のっぽの”オレーグ氏*2。以下は叙述部の和訳。

 “白樺のっぽの”オレーグは、ノヴゴロド民兵の老練な隊長であり、弓のほか「銀閃の斧」に熟達しており、背の高さと目立つ銀髪で名高い。忠実な兵士で、戦の聖人聖モリスに帰依しているが、話によくきく南方の諸都市、果ては遥かなツァーリグラード*3を見たいという思いにかられている。銀貨をためて魔法の馬を買い、馬番を雇った。彼は戦で恐いものしらずだが、幼なじみのサシャ・ミハイロヴィッチが同行してくれないかぎり、出陣しようとはしない。

 二重下線は、ノヴゴロド民兵聖モリスに帰依。ここから、

  • 故郷キーワード「ノヴゴロド・ルーシ」
  • 職業キーワード「歩兵」
  • 魔術キーワード「聖モリスの帰依者」

を決定。
 下線が引いてあるのは、老練な隊長、弓、銀閃の斧、背の高さ、目立つ銀髪、忠実、話によくきく、南方の諸都市を見たいという思い、銀貨、魔法の馬、馬番、戦で恐いものしらず、幼なじみ
 以上から、以下の能力を抽出。上記3キーワードについてルルブから転載される能力群を加えてオレーグの能力リストを作成。
・「経験を積んだ兵士」
・「軍隊を統率する」
・「ノヴゴロド民兵団の隊長」
・「斧戦闘」
・「弓術」
・「銀閃の斧」
・「背が高い」
・「目立つ外見」
・「ノヴゴロドへの忠誠」
・「旅がしたい」
・「ツァーリグラードが見たい」
・「ツァーリグラードの知識」
・財産値+1段階
・「魔法の馬」
・「馬番」
・「戦で恐いものしらず」
・「サシャ・ミハイロヴィッチに頼る」
 初期値17設定、20ポイント追加割り振りのあと、「魔法の馬」と「銀閃の斧」についてはプレイヤーと相談して内容を決定。

*1:短所についてはナレーターとプレイヤーで相談して任意の数値で開始します。

*2:Oleg Birch-Tall

*3:コンスタンティノープル