A House Divided

　再び1861年開始。補給ルールのみ使用。
　移動ポイントの出目にめぐまれ、北軍は序盤に北東部を荒らされないように騎兵をまじえて東部戦線を構築。西部ではミズーリ州セントルイスと（制圧後の）ケンタッキー州ルイズビルに各地から集まった部隊を集結して早期に南下開始。
　逆に南軍は最低の2移動ポイントしかもらえないターンが続いて、騎兵遊撃やケンタッキー州進出ができない。ミシシッピ川沿いではセントルイス・カイロからの北軍南下に対して小規模部隊による遅滞戦術を敢行。
　1862年夏には最初の南軍重要拠点テネシー州メンフィスが陥落。これによって挟撃されたミシシッピ川防衛隊が壊滅してメンフィス＝ニューオリンズ線が北軍制圧下に。南軍はテネシー州都ナッシュビルを要塞化してケンタッキー州から進軍する北軍に備えつつ、ケンタッキー東部を迂回してシンシナティ周辺に騎兵遊撃隊を派遣して後方攪乱を狙う。
　1862年末にナッシュビル陥落。同じ頃に北軍が6の目を出して、いずれも重要拠点であるサウスカロライナ州チャールストンとアラバマ州モービルに上陸。西部戦域で残る重要拠点はアトランタのみなので、南軍は東隣のオーガスタと補給線を結んで最終防衛線を構築。ミシシッピ、アラバマ、テネシーの三方面から北軍侵攻。
　東部戦域では、騎兵遊撃隊が精鋭化してピッツバーグからフィラデルフィア付近を個々に制圧。ワシントンDCおよびボルチモアから出撃した北軍が迎撃するも一敗地にまみれてニューヨークが陥落。主力がアトランタ攻略に投入されているためにユニット上限低下の影響はワシントン周辺の手薄化につながるが、南軍もアトランタ＝オーガスタ線の防備に大部隊を投入したため結果的に東部戦域には変化なし。
　1863年6月、第一次アトランタ攻略戦。塹壕に籠もった南軍熟練兵によってあえなく北軍は退却。
　同8月、重要拠点ノースカロライナ州ウィルミントンが上陸作戦によって陥落。残る南軍重要拠点はアトランタと首都リッチモンドのみとなる。南軍はリッチモンド＝ピータースバーグの防衛線を構築。一方、ニューヨーク、ピッツバーグ、オハイオ州コロンバスは南軍騎兵が要塞化。
　同9月、第二次アトランタ攻略戦。両軍とも大量の援軍を投入して最後は1ユニットにまで減る死闘の末、陥落。
　以後、北軍はジョージア州からの北進部隊を待つ間、既存のワシントン正面戦線とヴァージニア州モンロー砦に上陸した部隊でリッチモンドを圧迫し続ける。
　1864年7月、第一次ピータースバーグ攻略戦。北進してきた北軍とピーターズバーグに籠もる南軍との決戦。北軍は多大な被害を出して退却。この間に南軍騎兵隊は北方で集結して一発逆転のワシントン攻撃を狙う。
　1864年末、第二次ピーターズバーグ攻略戦。ヴァージニア州をほぼ制圧した北軍の包囲の前に失陥。リッチモンドは補給切れ状態となる。
　1865年6月、リッチモンド攻略戦。補給切れのために見る影もなく激減した南軍は壊滅。戦争は終結した。