RuneQuest:Lankhmar

 購入。MRQっぽく薄めなワールドソースブックで、半分くらいはランクマーの各所案内になっていますね。ネーウォン各地方の紹介は割と簡単めで、原作から読み取れる範囲で記述した感じです。まあ、マングースに破天荒な俺様設定は求めませんが。
 キャラクター作成は、文化背景と職業の技能データと、ネーウォン世界における職業の立ち位置の紹介といったところ。モンスターも原作に出てきたものをいくつかピックアップしている程度なので、MonstersやArms&Equipmentsの併用が前提といったところでしょうか。
 魔術は妖術ということで、魔法使用によるミューテーション表とかおもしろい内容になっています。たとえば歯が抜けたりw
 特筆すべきは、実のところ序文4ページかもしれません。ライバーの「剣と魔法」テーマが、どのように「普通のハイ・ファンタジー*1と違い、どのようなキャラクターを作れば「ネーウォンでF&GMっぽく」なるかの指針がわかりやすく書かれています。これだけで買った甲斐あった気がします(´∀`)
 ひとつ残念なのは、ニンゴブルやシールバのイラストが結構フツーだった点。原作旧版口絵の強烈なインパクトが忘れられないので……。

*1:D&Dの標準世界と指輪物語を念頭に置いてるぽい。日本のソードワールド的ファンタジーも含まれるか。