エクリプス・フェイズ:私的な印象
一見すると、世界設定どろり濃厚なように見えますけど、精神転送や義体やハビタットをはじめ、超広大な太陽系の中でどういう冒険舞台を作っても変な感じにならないように、注意深く作られているセッティングだと思います。真の闇鍋。上記クイックスタートでの背景メモ(Janusさん訳):
プレイヤーへ
・勢力の枠にこだわらずに(いかなる犠牲も厭わず)人類滅亡を防ぐ陰謀組織ファイアウォールに参加せよ。あるいは、独自の目的を持つキャラクターをプレイせよ。
・遺伝子改造人間から機械の義体まで、必要に応じて肉体を交換し、自分の姿をそれぞれのミッションに最適化せよ。
・キャラクターの精神のバックアップを取り、死んだらそれを使って回復せよ。内蔵型「セーブポイント」システムと事実上の不死です。ゲームマスターへ
・舞台はポスト特異点の太陽系。金星と火星の危険な政争、放棄された宇宙ステーションのハイテク・ダンジョン探索、異星人の謎との心に傷痕を残す遭遇、ワームホール・ゲートによる太陽系外世界の危険な探検で、プレイヤーに挑め。
・テクノ無政府主義者から非情なハイパーコーポまで、闇の魂商人から知性化動物まで、対立する様々な勢力を使って物語を作れ。
・反逆AI とその機械の下僕、凶悪なポストヒューマン勢力、動機の知れない異星人の商人、そして謎の蕃患ウィルスに感染して変貌した人間まで、敵NPCはよりどりみどり。
を踏まえておけば、あとは卓のイマジネーションをはばたかせればいいわけで。ある意味、たいへん楽な世界だと思います。