HQ覚書
教会・平信者(lay Member)の得られる能力:
魔術:牧師が主導する毎週の儀式を通した祝福および呪詛。
世俗の縁故:〈[会衆]の成員〉
神話と儀式:〈[教会]の教義〉
信心:〈[神]への信仰〉
美徳:教会のキーワードが提供する美徳を任意に取得。
教会・牧師(liturgist)の得られる能力:
魔術:聖典(Scriputure)、[神]への崇敬
世俗の縁故:〈[会衆]の指導者〉
神話と儀式:〈[教会]の教義〉
信心:〈[神]への信仰〉
美徳:教会のキーワードが提供する美徳を任意に取得。
*奇跡:神に直接、奇跡を求めることができるが、10W9の抵抗値を突破しなければならない(事実上不可能)。
聖典の内容:一般祝福、特殊祝福、呪詛
祝福の抵抗値は14。ただし複数目標のマイナス修正がつく。
[神]への崇敬:精髄(essence)の知覚、超自然や魔術の検知に用いる。
聖人修道会・修道会員(Orderly)の得られる能力:
魔術:聖人祝福、修道会の呪式と護符
世俗の縁故:〈[修道会]の成員〉
神話と儀式:〈[聖人]の戒律〉
信心:〈[聖人]を知る〉(〈[神]への信仰〉とは別に取得)
美徳:修道会のキーワードが提供する美徳を任意に取得。
修道会の呪式と護符:
呪式は修道会の定式書(formulary)に記されている。
呪式を学ぶには、護符(talisman)を作成して、呪式をこれに同調させる。ひとつの護符に複数の呪式を同調させてもよい。
呪式は、能力名の字義通りに使用しなければならず、代用は不可。
修道会の呪式は、一回使い切りで、再使用するには毎週の儀式を通じて“再充填”しなければならない。加えて、一種類の呪式を複数回準備しておくことはできない(事実上、毎週一回しか各呪式を使えない)。
聖人修道会・修道会牧師の得られる能力:
魔術:聖典、[神]への崇敬
世俗の縁故:〈[修道会]の成員〉
神話と儀式:〈[聖人]の戒律〉
信心:〈[聖人]を知る〉(〈[神]への信仰〉とは別に取得)
美徳:修道会のキーワードが提供する美徳を任意に取得。
*聖人修道会の奇跡:聖人への奇跡要請の抵抗値は10W6。
魔道学院について:
魔道学院内に、さらに下位流派として学派(academy)がいくつかある。
それぞれの学派は、創立者の教えにしたがって魔道を研究している。
達人魔道士になるには、徒弟として修行した後、修行者(journeyman)となり、さらに学院の試験を合格して達人として認められなければならない。
達人魔道士の得られる能力:
魔術:魔力門の作成、魔道士の呪式と護符、魔道書、象徴視(Simbolic Sight)
世俗の縁故:〈[学派]の成員〉
神話と儀式:〈[創立者]の戒律〉
信心:〈[創立者]を知る〉
美徳:学院のキーワードが提供する美徳を任意に取得。
魔道士の呪式と護符:魔力門を開いて精髄界に入り、呪式を護符に入れて獲得する。
呪式をかける際には、精神集中を助ける能力で増強できるが、強い感情を表す能力はマイナスにはたらくことがある。
聖人修道会とは異なり、魔道士は呪式を“再充填”する必要はない。
魔道書について:
魔道書から直接、呪式をかけるには、呪式の能力値ではなく、
独自に〈[魔道書]を読む〉能力を用いる。
象徴視について:
魔道士が超自然や魔術を感知するための能力。
教会や聖人修道会から退会:
状況によっては呪詛の対象になることがある。
魔道学院から退会:
普通は裏切り者として攻撃や弾圧の対象となる。
魔道組織の例:
アイオル派教会(Aeolian Church)
エスヴラル人の教会。ヒョルト人の神々を聖人として崇敬している。(このため、誤った信仰として扱われる)
聖人:
聖アイオル:オーランス
聖エヒルム:エルマル
聖イシャール:イサリーズ
聖農夫殿(St. Mister Farmer):バーンター
セリス教会(Cerise Church)
ルナー帝国の教会。ルナーの教えを魔道的な形で説いている。
帝国北西部とフロネラ植民地で優勢。
聖人:
聖ヘンシェレク:宣教師
ロカール派教会(Rokari Church)
セシュネラの主流教会。見えざる神マカン(Makan)への信仰を中心とした厳格なカースト制度教会。「ひとりの神、ひとりの王、ひとつの教会」
聖人:
聖ガーラント:グバージ戦争の英雄。炎の騎士修道会の聖人。
魔道学院:
鉄血学院(Iron Blood School):ロカール以前からある伝統的な学院。
戦士や軍隊を強化する戦闘的な呪式を研究するロカール派傘下の学院。
生命の船教会(Ship of Life Church)
南セシュネラ、ノロスやパソスで優勢な海運教会。大開洋で復活を遂げた。“航海派”(Navigationalism)と呼ばれ、各地の冒険商人や船乗りに人気がある。
聖人:
“大航海者”エリアヴァル(Eliavar):古き預言者のひとり。航海派の始祖。
聖ゼメラ(St.Xemela)
最初の聖人であるセシュネラの女王。黒膨病が地をおそったとき、我と我が身を犠牲にして、民を救った。
病院と癒しの聖人として、一神教地域では広く信仰されている。
独立魔道学院:
バルダンの書(Bardan's Book)
大義ある戦いを支援する軍事魔術を提供する学院。
デバルダン学院(Debaldan School)
ウェアタグ人起源の学院で、ソグ・シティ経由で人間に広まった。水の魔術を提供する。
謙虚なる地図師(Humble Caligrapher)
ロカール派とフレストル派の両方で活動する絶対中立の地図職人の学院。中心地はソグ・シティにあり、各地海港に拠点を持つ。
ドラゴン・パスの大河について:
ザ・リバー:神教の聖流。神霊エンギジとして、漁師やダックに信仰されている。
ザ・クリーク:呪術の聖流。中精霊クリカンス(Krikans)。
ザ・ストリーム:魔道の聖流。機能は持たないが、魔道士はこの川から、精髄の集まりであるアンディーン(Undine)を召喚できる。
*合流してクリーク・ストリーム川となった時点で、精髄の聖流ではなくなる。
■半分突破
とりあえずHQの主要ルール部分は読み終えました。あと重要なシステムとしては、ヒーロークエスト部分があるわけですが……。
それにしても、なかなかナレーターの方法論の章がタメになります。