W:tF アイアン・マスター族

piroki2004-12-03

アイアン・マスター族(ファルシル・ルハル)Iron Masters
都市にはすべての部族のワーウルフがいるが、アイアン・マスター族に言わせれば、他の部族は決して本当の意味で都市にいるわけではない。確かに同じ地理的位置を占めてはいるが、決して都市そのものの一部ではない。都市に住んでいるのではなく、都市を利用しているにすぎないのだ。そこは霊的、精神的、物理的、性的、本能的であり、それらが渾然一体となっている。そしてそこが彼らの縄張りである。アイアン・マスター族は人類が変わっていく急速な歩みについていき、その歩みがうまくいくよう見張っている。そして人類が世界と“精霊の原野”/Spirit Wildsの相貌を変えるにつれて、アイアン・マスター族は人類の発明による産物を、自分の縄張りを改良し、称揚するために用いているのである。

トーテム:“赤き狼”/Red Wolfは、目覚めている時間をすべて、“父なる狼”になぜ雨が降るのか、なぜ山は動かないのか、なぜ風が吹くのか、とたずねることに費やした。そしてそれらの質問のすべてに対して、“父なる狼”の答はいつも同じだった。「それらはそうあるのだ。そしてそれは良いことなのだ。それ以上知る必要はない」。しかし“赤き狼”はこの答に決して満足しなかった。彼には、人類を監視し、この生き物たちが知らずに“影の領域”におよぼす影響を“父なる狼”のために追跡する責務が与えられた。最初のアイアン・マスター族たちは、自分たちの大義を訴え、彼の謎かけを解くことで自分の価値を証し立て、彼の保護を勝ち得たのである。

部族の禁忌:あらゆる事物について汝の縄張りを敬え。
第一の名声:狡知/Cunning
部族の授け一覧:《知識》/Knowledge、《変形》/Shaping、《技術》/Technology