首ナイフ?
えっらく懐かしい話題があちこちで問題になってるようですなあ。確か新紀元社の「RPGゲームマスターガイド」に同じことが論じられていた気がします。
まあ、私の見解は、相良さんと同じです。そもそも1ラウンド中にその武器が相手の抵抗力を奪う能力を便宜的に数値化したのが「武器のダメージ値」なわけであって、そいつをグサリと無抵抗の人体に刺したらどうなるかなんてことは本来想定してないんじゃないでしょうか。
旧D&Dの国産雑誌では「1ラウンドの間に何度か斬り結んだり移動したりを繰り返した結果、相手のHPに有効打を与えられたかどうか」を判定するのが命中ロールであると明解に書かれていました。非常に納得できる意見ではないでしょうか。
RPGがシミュレーションゲームから派生したことはよく知られていますが、ウォーゲームでも、戦車部隊の1ターンの攻勢を1回の結果判定で解決しますよね。RPGの攻撃判定もそれと同じ理屈の上に立っているのだと思います。昨今では1ラウンド=1回攻撃がアタリマエになってきてしまって*1、こういう辺りが省略されるようになったことが、首ナイフのような争論を招く原因ではないかと。
*1:もちろん例外はありますが、根本思想は上記と同じだと思う。