HQ覚書

呪術について:

 起源となる異界:精霊界
 人間界の呼称:自然界
 信仰の対象となる存在:大精霊、中精霊(Majestic Spirits)、実践精霊(practice spirits)、伝承精霊
 信者は“霊”を持つと見なされる。
 成員:Spiritist、Practitioner
 魔術:呪物、同盟精霊、魔精
 指導者:憑坐、祈祷師
 信仰の種別:恍惚信仰

呪術宗教=伝承(tradition)
宗教内の下位系統=実践(practice)

精霊のランク:大精霊>中精霊>実践精霊>小精霊(別名:伝承精霊)

実践の種別:
 中核の実践(Core Practice):伝承の中核をなす実践。
 祈祷師の実践(Shamanic):祈祷師専用の実践。魔精を覚醒させる。
 加勢の実践(Helper):複数の伝承に魔術を提供する開放的な実践。奥義は提供しない。
 敵の実践(Enemy):敵対精霊に対する実践。
 独立の実践(Independent):伝承からは独立した実践。奥義を提供する。

精霊の態度:精霊の呪縛や使役についての抵抗値に関係。
 友好的(Friendly):14
 中立(Neutral):関連する能力値
 敵対的(Hostile):持っている中でもっとも高い能力値

精霊信者(Spiritist)が得られる能力
 魔術:伝承精霊が入った霊具(charm)を使うことができる。作ることはできない。
 世俗の縁故:[仲介者]に対する縁故
 神話と儀式:〈[伝承]の知識〉
 信心:〈[大精霊]への信仰〉
 美徳:伝承のキーワードが提供するものから任意に取得。

霊具について:
 霊具には精霊が封入されており、ひとつの能力として増強のみに使用する。

例:霊具《水中で呼吸する》10

*呪術に集中化しても、単体の能力として使うことはできない。
 ただし、一般魔術としての霊具は、集中化すれば単体の能力として使える。

 霊具の能力値を成長させることはできない。改めて作成し直すこと。
*ただし、一般魔術としての霊具は、例外的に成長させることができる。

実践者(practitioner)が得られる能力:
 魔術:伝承精霊に加えて実践精霊を使える。精霊界の開放、精霊の顔、同盟精霊。霊具と呪物を作ることができる。条件を満たせば実践の奥義。
 世俗の縁故:[仲介者]に対する縁故、あるいは〈[霊場]への仲介者〉
 神話と儀式:〈[実践]の知識〉
 信心:〈[中精霊]の信者〉
 美徳:実践のキーワードが提供する美徳から任意に取得。

精霊界の開放:精霊界を見通せるようになる。精霊界に入るわけではない。

精霊の顔:精霊と交信できるようになる。敵対的な精霊に対しては防御となる。

呪物:霊具と同様に増強に用いるが、2〜3つの能力を持つ。また、封入されている精霊を一時的に解放することで、APに精霊の能力を追加するかあるいは、能力へのプラス修正にすることができる。ただし、精霊を解放した場合、精霊が呪物に戻ってくるまでには、ある程度の時間がかかる。

同盟精霊:呪物の精霊と同様にはたらくが、従者として単独でもさまざまにはたらいてくれる精霊。関係維持のために10%の追加労力を費やすことになる。

実践の奥義:カルト奥義と同様だが、魔精を覚醒させた祈祷師の場合は、魔精の分としてもうひとつ奥義を獲得できる。

祈祷師が得られる能力:
 魔術:あらゆる精霊を使役できる。魔精、呪的逃走、精霊界移動
 *祈祷師になるには、呪術に集中化しなければならない。
 世俗の縁故:[霊場]の仲介者、[共同体]の仲介者
 神話と儀式:普通は少なくとも2つの〈[伝承]の知識〉を持つ。
 信心:〈[中精霊]の信者〉
 美徳:普通はすべての美徳をすでに持っている。
 従者:普通は祈祷師助手を従者として従えている。

*通常、祈祷師は複数の実践に通じている。

祈祷師は複数の同盟精霊を得られる。ひとつごとに10%の労力を支払うこと。

魔精の能力値が、《呪的逃走》と《精霊界移動》の能力値となる。この能力値を、祈祷師が持つ別の魔術能力で増強することはできない。

精霊と交渉する場合には、魔精の能力値で〈[中精霊]の信者〉を増強できる。敵対的な精霊や伝承・実践外の精霊を打ち負かすときには、魔精の能力値を用いて戦う。

呪的逃走:抵抗値は一律14。