WoD第7章カバーストーリー

「なんだとこの野郎!」

ジェリーは見知らぬ男の言葉に激高した。ビール瓶が砕け散り、テーブルがひっくりかえる。

「表に出やがれ!そこで話をつけてやる!」

何台ものトラックしかない駐車場に男と来たジェリーは、ジャケット脱ぎ捨て、さらにがなり立てる。

「ここに来たからにゃ、俺をどうにかしねえかぎり、弟のことをどうこう言わせねえぞ!」

だが男は涼しい顔で、ジェリーをあざける。まるでガキだと。

怒髪天をついたジェリーは、後先考えず、ナイフを男の腹に突き立てた…………!