Blood Over Gold in HQ2の指針
夢がひろがりまくるHQ屈指のサプリ「Blood Over Gold」をHQ2対応にするには何に気をつければいいか、というトピック。私もたいへん関心のあるところ。
http://bit.ly/caoccB
・トピ主
HQ2とBlood Over GoldとSartarを買って、おおかた読みました。見たところ、BoGの能力群はHQ2でも問題なく使えそうなんですけれども、何かまずいところとか手直ししたほうがいいところとかあります?
・Roderick氏
もうNPCには能力をつけなくていいんだよ。対決描写の参考には使えるけど、HQ2ではPCとの相対差で全部決まることになったから、誰かが〈剣と槍 12W〉を持っているかどうかなんてどうでもいいんだ。でも、BoGに載っている能力値は、対決の相手が[難しい]のか[並]なのかといった抵抗等級を決める指針には使えるだろうね。
“神力”は“ルーン属性”に読み替えて、“神技”のリストはどんなルーン属性を使えるのかを決める指針に使おう。精霊と魔道書についても同じだ。もっと神話上の側面をつきつめたいなら、HQ式の神技を“カルト”説明に追加するといいだろう(もっとも、HQ1の意味でのカルトはそもそもないんだけどね)。
いろんな職業や故郷キーワードはそのまま使えると思う(きみが“一覧作成法派”でもそうでなくても)。文章の形にはなっていないけど、典型的なキャラクターがどんな内容なのかの指針としては充分なはずだ。
背景とか性格とか「旅立ちの理由」とかは、もちろん変えずに利用できる。
・David Dunham氏
Roderickの答えで完璧だね。能力値は、きみの物語の文脈の範囲内で、NPCがどれくらい難しい障害なのかを判断する指針に使おう。それから、対決をどう描写するかの助けにもなるはずだ。
数字をそのまま使っちゃだめだ。なぜならきみのゲームに合うような物差しで測っていないからだ(これはHQ1のキャンペーンに共通の問題だったね)。
「でも魔道とか呪術とかSartarでフォローされていない魔術はどうしたらいいかわからないよ!」という別の人からの叫びに対して:
そうは思わないな。魔術とは、物語の文脈の範囲内で、目標を達成(または妨害)するために使う方便だ。能力値をつけて何が起こるのかためらわずに描写しよう。どの異界が源なのかとか、どのルーンにつながっているのかとか、魔術を使おうとしているキャラクターは全然頓着しないはずだ!